『古き良き文化を継承する会の設立趣旨について』
一般の市民が、身近で安価にまた手軽に楽しむことが出来る大衆文化。

その大衆文化の中でも、20世紀を代表する文化といえる映画やテレビについては、前世紀まではなかった不特定多数の観客が同時に楽しむことが出来るメディアとして急速に発達し、技術的にはすばらしい発展を遂げてきました。

しかしながら今日、急速な技術的発展の反面、人の心が技術に追いついていけなくなり、それに伴う社会不安、人々の心に与える影響も懸念されております。

この状況を打開する一つの手段としては、人がきちんと手作りで作品を生み出していた時代、想像力豊かに作品を作り出していた本来の姿、その原点に立ち返って考え直す時期に来ていることを痛感します。

しかし、日本では、これら大衆文化がきちんと継承されてきておらず、資料保存などもおろそかにされてしまっているのが現状です。

映画を例にとれば、日本映画の過去の名作の中にはフィルム自体がなく、もはや実際に見ることが出来ない作品も数多くあり、今となってはシナリオやポスター、プログラム、チラシなどの宣伝材料、スチール写真や当時の雑誌などをもとに想像する以外に手はない状態です。

しかも、この想像することもこれら関連資料があってこそ辛うじて可能なことであり、これすら失われてしまえば想像することも出来なくなります。 日本ではこの関連資料さえ保存がままならない状況です。

近年一部の公的機関や財団法人などによって、映画のフィルム及びテレビ放送のVTRなど資料保存継承の活動が活発になってきていますが、体制としてなかなか思うにまかせないのも実情です。

しかし、本来大衆文化の主役は市民であり、民間で文化を継承していく輪を広げ、市民レベルで古き良き文化を継承して行きつつ、新しい文化の創造の見本を立ち上げることが理想と考えます。

我々の会は、1997年から任意団体として主として公的機関を中心に、イベントの企画構成及び資料提供などの支援活動や協力をしておりましたが、なお一層積極的に社会に貢献しようと考え、2003年11月18日特定非営利活動法人 古き良き文化を継承する会を設立し、非営利団体として活動の場を広げることになりました。  


古き良き文化を継承する会
代表理事  根本 隆一郎 
【2007/09/11】  この記事のURL | 会の御案内 | CM(0) | TB(0) | ▲ top
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